通院の回数も増えてかなりの費用が掛かることになる

定期健診は歯の健康のためには必要不可欠

永久歯は削ってしまうと二度と元には戻らないですし、歯を失った際にはもっと事態は深刻です。
義歯をセラミックで作ると審美性にすぐれたものが出来るのですが、噛み心地については、天然の歯に勝るものはないでしょう。
そのため可能な限り、天然の歯を健康に使用し続けるためにも、定期健診は歯の健康のためには必要不可欠なものです。
歯周病検診マニュアルによると、歯周病検診の意義は「歯周病は日本人の歯の失くす主要な要因疾患である」とした上で、「必要に応じ生活習慣の改善を行うことにより発症予防や重症化予防を進める上で大切であることから、歯や口腔の健康に関する生活習慣や基礎疾患を考慮した歯科保健指導等を行うことが望まれる」と記されています。
多くの歯科医はこれらのことを踏まえ、積極的に予防歯科診療を行っていることでしょう。

実はお口の中の粘膜の状態も診ている

歯の定期健診は、歯を診てもらう健診と思われがちなのですが、実はお口の中の粘膜の状態も診ています。
少し難しい話になるのですが、お口の中の粘膜は3種類に分かれていて、それぞれ働きが異なります。
咀嚼粘膜は、歯肉や口蓋の部分の粘膜で・被覆粘膜は唇や頬・喉の奥に近い軟口蓋の粘膜で・特殊粘膜は、舌の表面を覆う粘膜のことです。
正常な粘膜の色はなのピンクですが、その他の色が見られる際は何か疾患がある可能性があります。
また、定期健診により歯垢の染め出しを行うことで、歯に残る歯垢がはっきりと目に見えるようになるため、どこに歯垢が残るのか確認し、積極的に歯垢の除去をすすめていけるように、様々な治療方法をオススメしてくれることでしょう。


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